人気コミックを映画化した日中合作「昴-スバル-」(リー・チーガイ監督、ワーナー配給)の出演者が、このほどロケ地の上海で発表された。世界へ飛躍するバレエダンサーの物語で、主演はスタイル抜群の女優、
黒木メイサ(19)。ほかに、桃井かおり(55)、佐野光来(17)、Ara(17)らダンス経験者が脇を固める。2009年にアジア同時公開され、欧米公開もめざす。日本初のバレエ映画で、黒木は世界デビューを果たす。
撮影は9月11日の都内ロケから始まり、先月28日から上海市内の撮影所へ。異国の地でベストパフォーマンスを行うため、黒木は6月からほぼ毎日3時間のバレエレッスンを積んできた。
沖縄アクターズスクールに在籍したこともあり、ダンスの実力は折り紙つきだが、バレエ経験はない。通常のダンスとは違う筋肉を使い、「脇の下や背中が筋肉痛になってビックリした」という。
「専門用語もわからないし、ついていくのがやっと」だったが、今では(トウシューズをはいてつま先立ちになる)ポアントもこなし、(集団で同じ振りつけを踊る)群舞になっても、誰が黒木か区別がつかないほどに溶け込んでいる。「限界まで踊るには内側(精神)から強くならなきゃダメ。強くなった気がします」と頼もしく成長中だ。
映画では黒木の指導を桃井が行う設定だが、ロケ先でも同じだ。桃井は12歳から3年間、英国ロイヤルバレエアカデミーに留学した本格派。バレリーナに見えるように普段の立ち姿からアドバイスを送っている。また、炊飯器も持参してオニギリを食べさせるなど、黒木の体力面のケアにも気遣いを見せている。
桃井は「撮影所は日本語、英語、中国語が飛び交って大変なことになってます。監督にもいろいろ提言していますが、感じ方の違いがでてきてそこが面白い。バレエのレッスンのシーンも入れてもらおうと思ってます」と話し、約35年ぶりにトウシューズも履く。黒木については「すごくキッチリしているコ。撮影が終わるころには、大きくなっているんじゃないかしら」と絶賛した。
同映画を手掛け、中国人ハリウッド女優、チャン・ツィイー(28)を世界へ羽ばたかせた実績を持つ香港の名プロデューサー、ビル・コン(56)は「このコミックは物語と登場人物の人間性に優れ、世界に通用する要素があふれている。来夏は北京五輪が開催され世界の目が中国に向く。その波に乗ってアジア同時公開をめざし、欧米などにも発信したい」と世界への手応えを感じ、「彼女(黒木)には英語の受け答えも勉強してもらっています」と大きな期待を寄せている。
source:サンスポ.COM
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